Savior-社長は救世主-


「身体、痛くない?」


心配そうに聞いてくる和弥


『うん、大丈夫』


夕食もお風呂も済ませ、あとは寝るだけ
今更それ聞く?と思った


「澪…、おいで」


手を差し伸べてくる和弥
私はその手を取る
取らないわけにいかない

和弥は私の手を握り寝室へ向かう
寝室に入れば、優しくキスをしてくる



「愛してるよ、澪」


そう言いながら、私をゆっくり倒す
キスをしながら、和弥は私のパジャマのボタンを器用に外していく

唇から離れた和弥の唇は私の身体へと移動していく
私はそれを耐えるだけ
ただ和弥が満足するまで待つだけ

天井を見つめたまま、時間が過ぎるのを…



どうしてこうなったのか、全くわからない
同棲する前は一度だってなかった
もちろん喧嘩することも。