それを見せると
社長はニヤっと笑い、OKと言った
やっぱり…と思いながらも
なら進めます、と私は自分の机に戻った
受話器を取り、催事の担当者へ連絡を入れ、メールを作成して、送信。
これだけじゃない
再来月のイベントに向けて
広告の修正をかける
これがまた大変
毎回同じパターンだと
社長は納得しない
内容は会議で決めたにしても
それをどう文字にするか…
これは私の仕事?と思いながらも
プロに頼めば、それなりの金額がかかる
経費削減、それは社長以上に私が掲げている目標だ
それを社長も優さんもわかってくれているから何も言わない
「澪ちゃん、ちょっと休憩しよう」
こうやって、優さんが息抜きタイム
これがまた、ナイスタイミングだ
優さんが淹れてくれるコーヒーは格別に美味しい

