今日の話し合い
場所は…会社にした


長くなるだろうし
会社なら迷惑かけないだろう、って

大河さんは事務所を構えているわけではなく依頼があれば出向くらしい

時計を見れば後15分で約束の時間
まだ社長は帰ってこない

不安になり社長に電話をかければ
呼び出し音が鳴るだけ

大河さんに連絡…と思っても
連絡先を聞いてない

仕方がない、待つしかない。
そして、約束の時間5分前


ドアがノックされた
来た、和弥だ


ドアを開ければ、1ヶ月以上会っていないが、変わらない姿



『…どうぞ』



和弥を招き入れ
応接間へと移動した


『社長と…弁護士さんがくるまで、お待ちください』


二人っきりは無理だ
早く出たい、と思ったが
ガッシリ腕を掴まれてしまった