「初めまして、大河純也です。いつも絢斗さんと優さんにはお世話になってます」
午後一番の来客は
社長と優さんの後輩だという大河さん
大河さんは笑顔が素敵な人で
キラキラして見える
まぶしすぎる…
名刺を見れば、弁護士という肩書
こんなキラキラした人が弁護士?
社長の周りには、いつもこんな人たちがいるのかと思ったら、ため息が出る
「こもりー、話始めるぞ」
弁護士さんが来たという事は
そういう事だ
これからの事、和弥の事…
会議室から出た時には
もう外が真っ暗だった
これからの話…と思いきや
世間話が大半で
初めは呆れつつも、私が知らない
社長と優さんの事が知れて
なんだか興味津々で大河さんの話を聞いてしまっていた
そして、ある事に気がついた
もしかして、今日のスケジュールは
事前に組まれていたのかと…
私の事だけをする1日だったんだと…