Savior-社長は救世主-


たわいもない話をし
お風呂を済ませ、多少のアルコールを
身体に入れ、次の日に差し支えない程度で切り上げ、私達はベットに入る

今日の疲れを思い出しながら
和弥の腕の中で眠りにつく

これがいい
これで明日も頑張れる。
そして、変わりなく
忙しい日々を送る

社長が忘れていた催事の事で私は忙しい


『今回のディスプレイ、こんな形にしようと思ってます』


1枚のデッサンを社長と優さんに見せ
意見を求める
優さんはOK出すが、
社長は難色を示す


「なあ、確かにいつものように、とは言ったが丸まんまっていうのは、どうなんだ?これなら店舗に行けばいい話。せっかくわざわざ足を運んでくれてるんだ、目玉があってもいいんじゃねぇか?」


社長の言っていることはわかる
正直、そこは悩んだ
悩んだからこそ、もう一枚のデッサンを社長と優さんに見せた