ゔっ…、
寝苦しくて目が覚めた
……あぁ、社長のマンションだ
見慣れない天井に、ぼーっとしてしまう
窓を見ればまだ朝陽は登っていないようだ
もう一眠りしようと寝返りを打つ…が
何かが当たって上手くいかない
なんだよ、とそれを見れば腕だ
は?と思ったが、誰の腕かすぐわかる
社長はスヤスヤ眠っている
確か私は…ベットの端に寝ていたはず
だがらなぜか中央に寄っており
私の身体を抱き枕代わりにでもしているのか、社長の腕が逃がしてくれない
どうにか離れようと、腕を退かそうとしたが全然無理だ
やっと退かせたと思ったが
腰から胸へと移動しただけだ
あーっ!!
もうっ、なんでここに手がっ!
これなら動かさない方が良かったよ…
私の胸の上…
膨らみにフィットするように
置かれている社長の手
変な汗しか出てこない
心臓が破裂しそうだ

