初恋の記憶

「大好きだよ…裕人っ…!ずっと伝えたかったのに伝えられなくて…でも…こんな形でも伝えられたんだもん。神様に感謝だよね!」
心に引っかかってたこと、やっと言えた…あの時は、告えなくても明日があるって思ってた…でも…なかった…
「オレも…大好きだった…ゴメンな…守ってやれなくて…ゴメンな…早く伝えてなくて」
「うん…大丈夫だよ…かえちゃんも大好き…かえちゃんの優しいところで花蓮は助けられてきたんだから…」
「花蓮…っ!」
かえちゃんと裕人に抱きしめられて、心から幸せを感じた…
「あのね…」
2人共動きを止める。
「私、思ったの。これからは自分から行動する。分かったんだ。後悔は、その後もっと大きい後悔に繋がるって…!」
「花蓮…」