そこ、驚くの?私って超元気すぎて、泣かないって思われてるわけ??
「幼稚園生だったもん。寂しかったんだよ。でもね、その男の子、大人に道を聞いて私を家まで送り届けててくれたの。」
思い出していくごとにだんだんドキドキしてきた。
「ふむふむ。」
「でね、泣いてる私に『僕がいるから大丈夫だよ』って言ってくれたの。」
「なにそれ、紳士じゃん!マセガキだけど!」
「で、カッコ良かったなぁって。」
「…で?」
「『…で?』??」
「だからぁ!!その子とどうなったのよ!」
「うーん…覚えて…ない…」
「うっそ!!バカじゃん!!」