その手をぎゅっと、離さないで


最終日。

あれから…


――――――

『大輝のことが諦めれないのはわかってる。
けど俺は桜華が好きだ。
付き合って欲しいとは言わねぇ。
だが、俺のことも考えて欲しい』

『…こ、光輝?
相手間違えてない……?』

顔を真っ赤にして聞いてくる桜華はすっげぇ可愛かった。

言ってることとやってることが矛盾してる気がする…。

『あぁ。柳下桜華、お前が好きだ。』

そう言うとまた顔真っ赤にしやがる。

『…ご、ごめん……。
大輝のこと諦めてれないから。
中途半端な気持ちで光輝と付き合いたくない。
光輝を傷つけるだけだから……』


''大輝のこと諦めてれない''ってのが頭の中で何百回もリピートしてた中、''中途半端な気持ちで付き合いたくない''って言ってくれたのが嬉しかった。

すっげぇ嬉しかった。

振られたのに期待してしまう…。

そんな俺がすげぇ嫌になる……。

―――――――