その手をぎゅっと、離さないで


「…ん……」

目が覚めたみたい。

何時だろうと思い、ケータイを見たら3時だ。

横を見てもたぐっちゃんと宮本ちゃんはぐっすり寝ている。

もう一度眠りにつこつとしたが、もうばっちり目が覚めてしまった。

外からは月の光が差し込んでいる。

外の景色、綺麗だろうな。

見に行ってみようかな。

そう思ってベランダへ向かった。

「綺麗…」

池には月の光が写っている。

着物をきた女性とフレームにわおさめたらきっといい絵になるだろうな。

「着物の女の人とショット写してぇ」

「えっ?!」

「シーッ!」

あまりにもびっくりして声をあげてしまった。

でた、また光輝だ。

なんで私の行くとこ行くとこにいるのかなぁ。

「なにしてんのよ」

「それはこっちのセリフだって」

「私は目が覚めちゃったから」

「俺は寝れないから」

そんな他愛もない会話をしていると、光輝に庭にでようと言われた。

石の上に座っていると、光輝が語りだした。

「俺の好きな人の話した時、なんで止めたんだよ」