その手をぎゅっと、離さないで


「…じ、じゃ!おやすみ〜」

宮本ちゃんも気づいてるみたいだ。

もうこの話はしない方が良さそうだ。

寝るときは男子と離れるけど、少しは声が聞こえてしまう。

「ご、ごめんね…桜華ちゃん、宮本ちゃん」

「え?たぐっちゃんが謝ることじゃない!
桜華も私も友達を傷つけてまで聞きたいわけ
じゃないし」

その通りだよ。

辛いよね…。

私は涙がこらえきれなくなり、たぐっちゃんの頭をなでていた。

「たぐっちゃん、私たちにいつでも頼ってね」

そう言葉にして眠りについた。