その手をぎゅっと、離さないで


頭ポンポンされて、手ひいてもらって…

二人には言えないけど…

少しキュンとしてしまった。

光輝に恋愛感情がないのは確かだけど、友達の好きな人なのに。

最低じゃん。

「私、正直桜華のことそんな風に思ってなかっ
た。

愛花姫たちと一緒にいたから男子とベタベタ
する方だと思ってた。

すっごくいい子じゃん、ちゃんと謝ってさ。
まだ仲良くなってから日が浅い友達に素直に
なれるのはすごいと思う。
そんな桜華は最高だよ!」

宮本ちゃん…

そんな風に思ってくれるなんて。

日が浅いって言ってもいろんな話をしたし、相談も乗ってもらった。

クラスの中では一番の友達じゃん!

私も前まではたぐっちゃんのことを陰気で人付き合い悪い子だと思ってた。

宮本ちゃんはちょっとキツそうな子だと思ってた。

でも違う。

話す度に本当の二人に向き合えたと思う。

「桜華ちゃん、光輝くんのことは好きだけど
桜華ちゃんのことも大好きだよ?
だから自分を責めないで!!」

嬉しい…。

涙がでてきた。

二人も泣いている。

「あひがどぉ」と、「ありがとう」と言いたいけど言葉にはならなかった。

二人は笑ってくれてくる。