その手をぎゅっと、離さないで


やっぱり別れるのは辛い。

でもまた会えるって信じてるから…!

「ん?桜華ちゃん、それどうしたの?」

たぐっちゃんが私の手首をさして言った。

「あ、これね…」


公園から帰る前に稚菜もらったブレスレット。

すごく綺麗な色だ。

アメジスト…。




『稚菜…ありがとう!!
この石の意味は何なの?』

『んーナイショ!
自分で調べなさーい』

『えー稚菜のケーチ!』




今、電車の中で調べてみたら…

「真実の愛、素敵な恋人をまねきよせる石か…」

「そんな意味なんだ〜」

「今の桜華にピッタリだね!」

「そ、そうかな?」


真実の愛って難しいな…

でも素敵な恋人をまねきよせるって…!

稚菜さん…何か企んでません??

そんないい人いたらいいのに…

でもいないもん。

アイツしか…


「お、それ長野ちゃんとイロチか?」

「うーん、そうとも言えるかな」

稚菜はピンク色だし、同系色で似ているかな?

「ってかお前って、鈍感?」

「はぁ!?」

こ、光輝まで!?