「お前...また、やらかしたな?」

ボロボロに折れたホウキを片手に頭をかいている私に、幼なじみのリオが
腕をくんで私を見下ろす。

「へっへへ〜。あ!でもでも、ホウキが悪いんだよー?」

と、言い訳する、これが毎日の日課みたいなもん。
私は、リオに強制的に書かされている『ホウキ折り日記』に、
今日も、ホウキのせいで折っちゃった〜(*^^*)
と書いて、お前のせいだろ! と、リオにペシリッと叩かれる。

「いったぁ〜い!違うよ!今日は、本当に違うのぉ〜!!」


と、まだ言い訳を繰り返していた・・・。でも、これは本当にホウキが悪いよ?ホントだよ???

「……見苦しい。」

そこっ!ボソッと言ったけど聞こえてるからね?!
また何か言われるから今は黙っておいてあげるけどさ!フフンッと、
上に立った気もしたりして……。