やばい、もうだめほんとに倒れる……。


ちょっと涙目になってる自分、まず落ち着け……と思いつつ大次さんを見る。


……だめだ、これ絶対言わないと離してくれないやつだ。


春樹。


……あーーー!!!!だめよ!だめだよ!そんなの!


そ、想像しただけで恥ずかしじぬ、、。


でも言わないと!もうこの状況下に、なつきは耐えられません!!



「は、」


すると、大次さんは嬉しそうな顔で復唱する。

「は?」


あー!んー!もう、ほんとそーゆー顔!そーゆー顔で見ないでよー!!!色っぽい目!!



「はぁ……。は、」

…もう!!!!




めっちゃ待ってる大次さんの目を見る。


大次さんの吐息があたって、なんだかキスお預け状態の私。



……早く、、キスしたいな……。


名前……




「……春樹。」


「うん?」


目の前の彼は嬉しそうな顔で微笑む。




名前、呼んだよ。


でもさ、どうせならまだ続き、言わせてくださいな。


もう、ここまで来たら恥ずかしくなんてありませんよ。







「キス、してください……。」