「あの、大丈夫ですか?」



……

下から声がし、
声をかけられた事に気づく。

…やばい!!私が心配されてる??!

「あ!!!すいません!ほんと!重いですよね!今どきますね!」

膝をたてて立とうとしたら、バランスを崩した。

「おわ!、!」
私の筋力の無さーーー!!!!!


すると、とっさに伸びてきたイケメンお兄さんの手に腕をつかまれる。

「っと!よかった!それよりさっきは、俺があんなとこにいたのが悪いんだし謝んないで?邪魔だったよね、ごめんね?。」

そう言って、にこりと笑い、下敷きイケメンのお兄さんは私の腕から手を離し、そのまま私の頭を撫で、超爽やかに笑った。


あ、、あぁ!マブシイ!眩しすぎる!!何てできたお方!!

この笑顔に今までどれ程の女の子がメロメロになってきたんだろ!

こんな人が自殺なんてそんな、考えすぎだったかも。失礼だったな!

背中の汚れをポンポンと落とす下敷きイケメン。

こんなにスーツが似合う若者いたのね、、

てかスーツたかそー。


…ん……スーツ。?


「スーツ!!!!!うわ!!!すいません!!!汚してしまって!!!く、クリーニング!クリーニング代払います!!」