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「ま、そうゆうわけだから、見つかってよかったね!春樹!」


「は?何がだ。さっきから俺の携帯が見つからない事への嫌がらせか?」



そう言って眉間にシワを寄せながら、淡々と午後の会議の資料をパソコンに打ち込む春樹は、お前も変なこと言い出す前に仕事しろ!っと言う。


「別に♪ちょっと昔のこと思い出してただけ♪」


「どーでもいいが、この前はありがとう。」




「え?!このまえ?!ありがとう?!」



春樹からの、ありがとうなんて何年ぶりだ?!



春樹は少し目をそらしながら言う。



「その、この前、お前が、、なつき……(色々火がついて、後凄くかわいい洋服着せてやってありがとう。)。」


「どういたしまして♪」



何だか幸せそうな顔。


あー。やっぱ少しだけさびしいけど。





なつきちゃんならいいや。





なつきちゃん、本当に凄いよ。



「おれ、なつきちゃんの泣き顔見ちゃった☆」


「おい。ちょっと一発殴らせろ。」








お兄さんは、脱帽です。