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「あ、はるちゃーん!!」

大きく手をふって、走ってくる金髪頭の男。


カタカタカタカタカタ

「はるちゃーん!!」

カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ

「ねぇ、きこえてる?はるちゃ、」

ポチ!

「そのふざけた呼び方治せば聞いてやるよ。」

俺はパソコンの前から立ち上がり、引き出しから学生証を取り出す。

「ごめんって春樹。って、用事ってそれ?」

学生証を受けとると、国彦は不思議そうに見つめる。

「どうしてこんなもん持ってるわけ?は、まさか春樹、次はとうとう未成年に手を……。」

「どうでもいい妄想せずに、この地図の大学にいって渡してきてくれないか?それ。」


「いいけど、、って!この子って!!おい!」

国彦が、学生証の名前を見て叫ぶ。

「わかってる。けど、行ってこい。」

「お前がいかなくていいのかよ。