「前の私を忘れ、新しくなるために・・・
私はクラスの人達と会わないために学校に行かないの」そう小さな声で白神は言った。
「その前の私ってやつは何がダメだったんだ?」優しい口調で俺はアイツに訊ねた。
「知らない」急に普通な声の大きさで白神は言ってきた。
「んな訳ねぇだろ」俺はまだ優しく話をしているけど白神は・・・
「知る訳ねぇだろ!好きになった人の訳何て!!」
「え!?」俺は白神の口からこぼれ出た言葉に悲しさを感じた。けど、それを隠し、
「夏奇、お前、どうしたんだ?何があったんだよ?」俺はゆっくりと優しく、尋ねた。