「ごめんなさい、悪役に仕立て上げちゃって……」
「はは、別にいいよ。もう少し早く気づいてくれたら嬉しかったけどな。……それで、話ってなに?」
「あ、あの……私と別れてもらえませんか?」
「……は?」
「私考え直してみたんですけど、隠れて浅野課長と付き合う自信ありません。だって、思ってること、すぐ顔に出ちゃうし……。だから、やっぱりこの関係はなかったことにしてほしいんです」
よく言いきった、私。
今日は特別にハーゲンダッシュを買って帰ろう。それで、床に寝そべってお気に入りのドラマを見ながら食べよう。
……さよなら、浅野課長。
