「……それにしても、自分のことを好きだろうって確信して私の反応を楽しむなんて、とんだドS上司ですね」
私は不意にキスされて火照った顔を髪で隠しながら、憎まれ口をたたいた。
「ははは……だったら、後悔してる? やっぱりもうしばらく恋愛は休んでおくべきだったなって」
「……そんな聞き方、ずるいです」
悔しいことに、後悔なんてこれっぽっちもしていない。
たまに遊ぶ友達がいれば、あとは一人でのんびりする時間だけあれば満足……そんなふうに考えていた今までの私。
そんな枯葉女子の私を『一人より二人で過ごす時間のほうが幸せ』なんて考えるように改心させたのは、浅野課長……あなたなんだから。
