今日から、私は、浅野課長の恋人。 もうただの隣人や、ただの部下なんかじゃない。 胸の中で何度もその言葉の響きを確かめていると、自然と顔がにやけてくる。 「永原、考えてることが顔からダダ漏れになってるぞ」 「え? 別に、明日の夕飯どのインスタントラーメン作ろうかなって考えてただけですよ」 「嘘つけ」 そんなふうにひとしきりじゃれ合った後、私たちはそれぞれの部屋に帰った。