冷徹上司は大家さん!?



「だけど、俺、いつの間にかメイクじゃなくてお前自体に見とれてたんだ」


 
 頭の後ろから降ってくる言葉を一つ一つ受け止めながら、私の心臓の鼓動は高鳴っていく。


 ……浅野課長、私、その先の言葉を期待してもいいですか?



 欲しかった言葉を、叶うはずないと諦めた願いを。



 浅野課長が私の体を自分のほうに向け、まっすぐに視線を合わせてくる。