「……俺、初めて部屋に来たときから永原のことが気になってた」 「えっ」 「あ、これは深い意味じゃなくて、関心を引かれたっていうことね」 「はあ……」 「今まで、誰もがぱっと明るい表情に変わるような化粧品を作ろうと、試行錯誤してきた。そうしたら、特別作りこんだメイクをしているわけでもないのに、くるくる表情が変わる永原と出会って。それで毎日観察したいと思った」