そんなことを考えている間も、浅野課長は氷のように冷たい目線を麻友さんの顔から逸らさない。
「おい、麻友……いつからそんな脅迫みたいなことするようになったんだよ」
「……っ、私はただ、浅野さんのことが好きで……」
「なら、最初からそうやって言ってくれればよかったじゃないか」
「だって浅野さんは、私が買い物誘ったり部屋に行っていいか聞いたりしても全然なびかなかったのに……この子には簡単にそれを許したんだもん……サークルの後輩だった私のほうがずっと長い間浅野さんのこと見てきたのに……っ」
そう言って悔しそうに顔を歪め、体を震わせている麻友さんを冷ややかに見つめ、浅野課長は口を開いた。
