理沙さんは、自分から告白して1年前から拓海さんと付き合っている。
2人はずっと前から好きな人も恋人もいなかった。
何回整理しても麻友さんが教えてくれたこととは矛盾する情報に、私は戸惑いを隠せない。
「……あ、早くあのバー行かないとラストオーダーの時間になっちゃうよ」
「本当だ、もうこんな時間か。一花ちゃん、引き止めてごめんね。浅野さんが忙しくなくなったらまた料理教室開いてもらおうね」
「おやすみ、一花ちゃん!」
そう言って駅の反対方面へ歩いていく2人の背中を見送りながら、私は途方に暮れる。
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