「あの、つかぬことをお聞きしますが、おふたりはいつから付き合っていたんですか……?」
「えーっと、もう1年くらい前からかな。サークル時代はなんとも思ってなかったんだけどね」
「同じアパートに住むようになって、お互い『ずっと恋人ができない』『好きな人がいない』ってしょっちゅう居酒屋で愚痴り合ってたら、いつの間にか……」
「ちょっと、いつの間にかってことはないでしょ。私が勇気を出して告白したのに」
「そうだよな、恥ずかしがり屋の理沙ちゃんが頑張ったんだよなー」
「もう、いちいちからかわないでよっ」
私は仲良さそうにやり取りを続ける2人を見つめたまま、なんとか頭の中を整理しようと試みた。
