冷徹上司は大家さん!?

「じゃあ、行こっか!」


 そう言ってこっちに向かってくる理沙さんと腕を組んでいる人物に目を凝らすと、なんとそれは拓海さんだった。


「えっ……」


――ドサッ


 驚きの余り、派手な音をたててバッグを落としてしまった。

 慌てて身を潜めたけれど、おそるおそる顔を上げるとそこには訝しげな表情をした理沙さんと拓海さんが立っていた。