「チークっていつも同じものだけ使うのはつまらないけれど、たくさん色を集めてもあんまり減らないじゃないですか。だから、気になる色をちょっとずつ選んで自分だけのオリジナルチークを1つ完成させられたらいいんじゃないかなって。そうしたら、お試し感覚で買う人も増えるんじゃないかなと」
私は一気に言い終わると、みんなの顔色を窺った。
「……うーん、今回は1個売りの新色を出すっていうことでずっと進めてきたから、難しいんじゃないかな……」
「今までも複数の色が組み合わされたチークはあったわけだし……」
「大量生産には向かないかもしれないよね」
口々に否定的な意見を言う先輩たちを見て、私は「やっぱりわがまますぎる提案だったよな……」と後悔した。
