冷徹上司は大家さん!?








 私は、浅野課長のことが、好きなんだ。







 恋心の自覚と失恋を同じタイミングで与えるなんて、神様はどれだけ皮肉なんだろう。


 ううん、そんな結果を招いたのは神様なんかじゃなくて私自身だ。


 私は「恋愛お休み期間中だから」などと言い訳がましく恋心を認めようとしなかった自分を呪った。





 相手は恋人がいて、社内恋愛禁止の会社で働く私の上司。

 最悪の条件で、気づいたら最後、もう手遅れの恋心。




 どうやって処理したらいいのかわからない感情を噛みしめ、私は一人ぼっちのベッドの上で目を閉じた。