私は、浅野課長のことが、好きなんだ。 恋心の自覚と失恋を同じタイミングで与えるなんて、神様はどれだけ皮肉なんだろう。 ううん、そんな結果を招いたのは神様なんかじゃなくて私自身だ。 私は「恋愛お休み期間中だから」などと言い訳がましく恋心を認めようとしなかった自分を呪った。 相手は恋人がいて、社内恋愛禁止の会社で働く私の上司。 最悪の条件で、気づいたら最後、もう手遅れの恋心。 どうやって処理したらいいのかわからない感情を噛みしめ、私は一人ぼっちのベッドの上で目を閉じた。