冷徹上司は大家さん!?

 戸惑いの余りわけのわからない言葉を口走ると、私は荷物を引っつかんで逃げるように浅野課長の部屋を出た。


 すぐ隣の自分の部屋に駆け込み、靴を脱ぎ捨ててベッドに倒れこむ。




 浅野課長の他人行儀な言葉を聞いて、突然溢れ出した涙。




 改めて自分の頬をなでてみて、私はやっとこの数週間胸の片隅にあったもやもやの正体がわかった。

 

 私が、見たくなくて目を逸らし続けていた問題。