冷徹上司は大家さん!?

「わざわざ残業後に来てくれたのか」

「そりゃ、放っておいて死体になられたら困りますから」

「縁起でもない話だな」

「……それで、体の具合は大丈夫なんですか?」

「うん、寝たら大分よくなった。明日は普通に出社できると思う」

「そんなこと言って、また倒れこんできても今度は受け止めませんよ」

「はは、心配かけて悪かったな」


 そっぽを向いて憎まれ口を叩いたけれど、浅野課長はまるで私の心を見抜いたかのようにそう言って笑った。