冷徹上司は大家さん!?

「いえ、なんでもないです。約束するならちゃんと守ってくださいよ? 私あれから週3でインスタントラーメンなんですからね」

「なんだ、天津飯まだマスターできてなかったのか……」

「え、何か言いました?」

「いや、なんでもない。とにかく、約束」

「わかりました」


 私はそう言って浅野課長の小指に自分の小指を絡ませ、指切りげんまんをした。


「破ったら針10000本用意して待ってますからねー」

「おい、普通はその10分の1だろ。……まあ、とにかく応援してるから頑張れよ。それじゃ」

「はい」


私は先にミーティングルームを出て行った浅野課長の背中を見送り、大きく息を吐いた。