ドアの前に立って息を整え控えめにノックすると、中から「入って」という短い返事が聞こえてきた。
「失礼します」
おそるおそるドアを開けて中に入ると、窓の外を眺めていた浅野課長が振り返って微笑んだ。
会社では初めて見る浅野課長の子どものような笑顔にドキッとしながら、ミーティング用テーブルを挟んで向かい合う。
「あの、浅野課長。さっきのはどういうことですか? 異動したばかりの私が商品決定チームで仕事だなんて、どうして……」
「悪い、ちょっと急すぎたかな? 今からでもやめることはできるけど……」
「い、いえ、やります」
思わず浅野課長の言葉を遮り食い気味で答えてしまったことが恥ずかしくなって、下を向く。
「はは、永原ならそう言ってくれると思ったよ」
「……」
「失礼します」
おそるおそるドアを開けて中に入ると、窓の外を眺めていた浅野課長が振り返って微笑んだ。
会社では初めて見る浅野課長の子どものような笑顔にドキッとしながら、ミーティング用テーブルを挟んで向かい合う。
「あの、浅野課長。さっきのはどういうことですか? 異動したばかりの私が商品決定チームで仕事だなんて、どうして……」
「悪い、ちょっと急すぎたかな? 今からでもやめることはできるけど……」
「い、いえ、やります」
思わず浅野課長の言葉を遮り食い気味で答えてしまったことが恥ずかしくなって、下を向く。
「はは、永原ならそう言ってくれると思ったよ」
「……」
