幸福論

わたしはどちらかというと、多少高くても本当に気に入ったものや必要なものを買うタイプなので、わたしの持ち物は必要最低限に留められ、きちんと整頓もされている。

でも、あこは反対に、比較的安価な服を買い漁る。

彼女にとって、服は一時の気の迷いを払拭したいがために散財し、所持することに意味があるもので、それを着用することにはあまり意味がない。

だから高価なものを少しだけというわけにはいかず、安価なものを大量に所持すること、そしていらいらする気持ちを鎮めるためのものでしかなかった。