学校につき、新入生は体育館に集められた。



中学の時とあまり変わらない入学式に参加して、学園長の長い長い話を聞き、私は一人睡魔と戦いながら無事入学式を終え、次は各自で自分のクラスを確認しなきゃいけない。





貼り出されたクラス表を後ろの方で見る。





が......






見えない。


因みに言っておくが私の身長は、152cm



普通ぐらいの身長だと思うんだけど....



前は男子ばかりで、全員がデカすぎて背伸びをして、やっと一番上のA組の文字が少し見えるくらいで名前が確認できない。



どうしよう.....




そう頭を抱えながら悩んでいると、


「どうしたの？」


後ろから高い声が聞こえ振り返ると、




そこには、私よりも高い身長でモデルの様なスタイルの女の子が目の前にいた。


なんだろ、凄く眩しい......



「えっと....前の人達の身長が高すぎて自分の名前が確認出来ないから、クラスが分からないだよな〜」

「あ！そうだったの！名前は何て言うの？私なら見えるから確認してあげる！」



そう笑顔で言う女の子。



「白咲雪。」



私が名前を言うと、私の名前を繰り返しながら確認していたかと思うと急に大きな声を出した



「どうしたんだ？」



首を傾げながら聞くと、



「白咲さん、私と同じC組だよ！！」

「あ、そうなんだ。サンキュー！」



礼を言って教室の向かおうとすると、



「白咲さん！同じクラスだし一緒に行こう！」



そう言って腕を組んでくる。


「あのさ、名前まだ聞いて無いんだけど...」

「あ！ごめんね！！私は、西岡美優！」

「西岡さんか、宜しく。」

「西岡さんじゃなくて、美優でいいよ！」





そう笑顔で言い会話をふってる美優と話ながら私達はこれから過ごす教室に向かった。