部屋を出ると、実里ちゃんが待っていてくれた。



そして朝食を済ませてから、昨日と同じ修行+α―をした。


修業はすごく良い感じで、ほぼ完璧に使いこなせるようになってきた。





その後は佐藤先生のことを調べたり、前世のことを調べたりしたけど、今持っている以上の情報は集まらなかった。




結局何も分からなかったけど、いろいろ得ることはできた。






「お世話になりました!」



「咲良ちゃんも入江くんもまたいつでも遊びに来てね。
来年受験の時は合格祈願も」



「はい!」



「入江くんも、力の使い方は上手くなったけどまだまだ未完成だから、くれぐれも無理しないように」



「分かりました。
何から何までありがとうございました」



「じゃあまた学校で」




松本家に見送られて2泊3日の修業は終わった。


大きな力と謎を抱えて。