「今物置状態で空いてる部屋、ここしかないの。
まぁ2人は付き合ってるんだし?」



「分かっててそうゆうこと言う!
私が実里ちゃんの部屋に行っていい?」



「オオカミ注意。
じゃあね」



「実里ちゃん!!」




私の思いも虚しく、意味分からないことを言い残して出て行ってしまった。



蒼と一緒の部屋で寝るなんて……。


実里ちゃんは何を考えているの。




私には耐えられない。



最近は蒼とよく一緒にいて慣れてきたけど、一緒の部屋で寝るとかは無理!


私にはハードルが高すぎる。





どうしよう~……。




そうこう考えているうちに足音が聞こえてくる。



来た?
来たよね?



開けないで!