「それって、咲良に反応したんじゃない?」
「え?そうなのかな?」
「でもきっと、そこに何か秘密があるはずよ」
私もそう思う。
実里ちゃんの言葉に深く頷く。
「また行ってみましょう。
今は佐藤を観察を優先にして、情報を一つでも多く集めよう」
その意見に私と蒼は同意した。
実里ちゃんが加わって、すごくスムーズに進む。
いい感じだ。
これで私を狙っている黒幕とやらに少し近づいた気がする。
それから夕食直前まで作戦会議は続いた。
明日は舞の効果を見る。
そしてその力を使えるように。
目標が決まり、松本家と一緒に食事を済ませた。