ピンポーンー

同じマンションの隣の家のインターホンを鳴らす。

『はーい。』

「黒羽です。」

毎朝の恒例行事。
朝、家を出てすぐに行くのは 隣の家。

アイツを学校に連れていくために。

『ごめんね、華ちゃん。
夏生、今 起きたところなの。

先に行ってもらってもいいかな⁇』

「あ、待ちます。」

これも2日に1回はある。