予定されていたことが全て終わり下校の時間になった
「やっと終わったー!ねーね、この後みんなでどっか寄ろうよー!」
「それいいね!あっ、私新しく出来たカフェ知ってるからさ、そこに4人で行こ!」
勇輝の提案に凛が答える
「え、それってどこどこー!?」
「えーとね、たしか。。。」
勇輝と凛がどんどん話を進めていくのを私は遠くで聞いていた
「なんかどんどん話進んでるけど、園山は大丈夫か?」
流司が私の元にやってきて尋ねた
「あ、うん、大丈夫」
「本当か?お前今日の夜ご飯とか準備しなくて大丈夫なの?」
「作り置きしてるやつがあるし、それに朝からある程度のことはしてきたから」
「あんま無理すんなよ。無理してこっちの誘いにのらなくても…」
「大事にしたいから、この関係を」
流司の言葉にかぶさるように私は言った
「そっか、なんかあったら言えよ。相談にのるからさ」
はにかんだ笑顔で流司はそう言うと「俺らも話にまぜろよ」と私を連れて勇輝と凛のところに向かった
「流司聞けよー!新しいカフェ俺らの家の近くだって!!俺凛ちゃんに教えもらうまで全然気づかなかったー!」
「お前気づかないなんてどんだけだよ」
「そーだよね!私勇輝知ってると思ってた」
「凛ちゃんまでー!ほんとに知らなかったんだってばー!」
あはは、という賑やかな笑いがいつの間にか誰もいなくなった教室中に響き渡る
私はそんな3人のやりとりを聞いて、笑いがこみ上げてきた
「そんな華恋ちゃんまでー!!どんだけ俺を笑いものにするんだよ!」
まぁまぁと私は勇輝をなだめ、私達4人はカフェに向かった
