「あ!スバルさんじゃん!!」
「新條さん!!」
今日の主役である明美と友輝が昴さんにヒラヒラと手を振っていた。
式をぶち壊されたというのに、そんなのお構いなしだ。
昴さんは訳が分からないと言った様な顔をしながらも私の前で立ち止まる。
「……来い!!」
「え……ちょっ!?」
いきなり掴まれた手。
私の意見なんて無視してグイグイと私を引っ張っていく。
すると、突然と止まった昴さん。
何を想ったのかクルッと向きを変えて友輝と明美を見つめた。
「お幸せに」
「あっ……」
ニカッと効果音が着きそうな笑顔。
偽りのない昴さんの本物の笑みが新郎新婦に向けられたのだ。
それを間近で見た私は何故か泣きたくなった。
心の中がカッと熱くなって幸せな気持ちになる。
「行くぞ」
「……うん」
彼の手に引かれ、皆の注目を浴びる中で私は昴さんの背中を追った。
「新條さん!!」
今日の主役である明美と友輝が昴さんにヒラヒラと手を振っていた。
式をぶち壊されたというのに、そんなのお構いなしだ。
昴さんは訳が分からないと言った様な顔をしながらも私の前で立ち止まる。
「……来い!!」
「え……ちょっ!?」
いきなり掴まれた手。
私の意見なんて無視してグイグイと私を引っ張っていく。
すると、突然と止まった昴さん。
何を想ったのかクルッと向きを変えて友輝と明美を見つめた。
「お幸せに」
「あっ……」
ニカッと効果音が着きそうな笑顔。
偽りのない昴さんの本物の笑みが新郎新婦に向けられたのだ。
それを間近で見た私は何故か泣きたくなった。
心の中がカッと熱くなって幸せな気持ちになる。
「行くぞ」
「……うん」
彼の手に引かれ、皆の注目を浴びる中で私は昴さんの背中を追った。

