「私も……高梨部長と一緒に高校生活を送りたかったです」
きっと高梨部長とだったらいい先輩後輩関係を築けたはずだ。
でも高梨部長は格好良いから皆の注目の的になるだろうな。
クスリと笑みを零せば、『あっ』と小さな声が聞こえてきた。
「だ……大丈夫ですか!?」
「あ……ああ。すまない、手が滑って……」
テーブルに目を向ければ、置いてあったお水が零れていた。
2人で濡れたテーブルを拭いていれば何故か高梨部長の顔が紅く染まっている事に気が付いた。
酔いが回ったのだろうか、そう思った私は自分のお水を高梨部長へと差し出す。
「これ良かったら飲んでください!まだ飲んでいませんから」
「は?」
「顔が紅いです。飲んだらきっと楽になりますよ!」
「……」
私の言葉に鳩が豆鉄砲を喰らった様な顔をする高梨部長。
そして盛大なタメ息を吐くと、苦笑い気味にグラスを受け取る。
「酒に酔った訳じゃないけどな」
「え?」
「お前の笑顔が可愛くて柄にもなく照れちまった」
「っ……!!」
ストレートな言葉に頬に熱が帯びていく。
きっと高梨部長とだったらいい先輩後輩関係を築けたはずだ。
でも高梨部長は格好良いから皆の注目の的になるだろうな。
クスリと笑みを零せば、『あっ』と小さな声が聞こえてきた。
「だ……大丈夫ですか!?」
「あ……ああ。すまない、手が滑って……」
テーブルに目を向ければ、置いてあったお水が零れていた。
2人で濡れたテーブルを拭いていれば何故か高梨部長の顔が紅く染まっている事に気が付いた。
酔いが回ったのだろうか、そう思った私は自分のお水を高梨部長へと差し出す。
「これ良かったら飲んでください!まだ飲んでいませんから」
「は?」
「顔が紅いです。飲んだらきっと楽になりますよ!」
「……」
私の言葉に鳩が豆鉄砲を喰らった様な顔をする高梨部長。
そして盛大なタメ息を吐くと、苦笑い気味にグラスを受け取る。
「酒に酔った訳じゃないけどな」
「え?」
「お前の笑顔が可愛くて柄にもなく照れちまった」
「っ……!!」
ストレートな言葉に頬に熱が帯びていく。

