「そう言えばお前って高校何処だっけ?」
「山下高校です」
「は!?俺と同じなのか!?」
「え!?そうなんですか!?」
2人で顔を見合わせながら驚いていると、高梨部長は顔を輝かせながら口を開いた。
「“魔女”って知ってるか?」
「斎藤先生の事ですよね!?3年間担任でした!」
「まじかよ!俺も3年間あの人だったぜ!!」
「そうなんですか!?」
今まで知らなかった意外な共通点に私たちの心の距離はグッと近づいた気がした。
高梨部長とは元々、仲良くさせていただいていたけど高校の先輩だと知ったからか親近感が湧いてくる。
それからしばらく高校時代の思い出に2人で浸っていれば、高梨部長は大きなタメ息を吐いた。
「どうしたんですか?」
「いや……あと少し遅く生まれていればお前と一緒に高校生活を送れてたんだなって」
寂しそうに言うと高梨部長は残りのビールを一気に喉に流し込んでいた。
その姿を見ながら、高校生の高梨部長を想像する。
あどけなさが残る容姿、着こなした制服、今と変わらず素敵な笑顔。
考えただけで胸がワクワクした。
「山下高校です」
「は!?俺と同じなのか!?」
「え!?そうなんですか!?」
2人で顔を見合わせながら驚いていると、高梨部長は顔を輝かせながら口を開いた。
「“魔女”って知ってるか?」
「斎藤先生の事ですよね!?3年間担任でした!」
「まじかよ!俺も3年間あの人だったぜ!!」
「そうなんですか!?」
今まで知らなかった意外な共通点に私たちの心の距離はグッと近づいた気がした。
高梨部長とは元々、仲良くさせていただいていたけど高校の先輩だと知ったからか親近感が湧いてくる。
それからしばらく高校時代の思い出に2人で浸っていれば、高梨部長は大きなタメ息を吐いた。
「どうしたんですか?」
「いや……あと少し遅く生まれていればお前と一緒に高校生活を送れてたんだなって」
寂しそうに言うと高梨部長は残りのビールを一気に喉に流し込んでいた。
その姿を見ながら、高校生の高梨部長を想像する。
あどけなさが残る容姿、着こなした制服、今と変わらず素敵な笑顔。
考えただけで胸がワクワクした。

