大人の恋は波乱だらけ!?

「どこ行く?」

「そりゃあいつもの所っしょ!
あの公園横切って行った方が近いわ!」


そう言って駆け足になる明美。
慌てて私も追いかけるけど、急に彼女は立ち止まったんだ。


「明美?」

「……」


明美は何も言わず真っ直ぐに何処かを見つめている。
その視線を辿れば1組のカップルが目に映った。

あれは……。
気付いた時にはどうしようも出来なかった。

だってそこにいたのは昴さんと背の高い女性で……。
その光景を明美はバッチリと見ていた。

距離があるから会話までは聞こえないけど……。
明美が傷ついている事は分かる。

だって今にも泣きそうな顔をしているのだから。


「あっち行こう」

「……」


放心状態の明美を引っ張って昴さんたちから離れていく。