土曜日で会社は休みだったが、私は仕事をしていた。
と言っても友輝の出版社に打合せに行っただけだ。
出版社は忙しいらしく、土日関係なく仕事三昧だ。
友輝の疲れ切った顔を見て心配になったけれど……。
彼の顔は何処か輝いていたんだ。
そりゃあ、自分の夢だった仕事をしていたら楽しいか。
「……夢……か……」
ポツリと呟いた言葉は街の喧騒に消えていく。
小説に関わる様になって。
次第に膨らんでいく想い。
やっぱり私は小説を書く事が好きだ。
でも、純粋に楽しめないんだ。
私の頭にはいつだって昴さんがいて。
それから逃げるように仕事に没頭したけれどあまり意味がないんだ。
「……もう!モヤモヤする……!
こうなったらヤケ食いでも……」
辺りを見渡すとお洒落なカフェがあった。
ケーキでも食べようかとお店へと向かって行く。
「っ……」
でもすぐに足は止まるんだ。
私が向かっていたカフェのテラス席。
そこには沢山のカップルがいた。
だけど私にはあるカップルしか目に映っていなかった。
と言っても友輝の出版社に打合せに行っただけだ。
出版社は忙しいらしく、土日関係なく仕事三昧だ。
友輝の疲れ切った顔を見て心配になったけれど……。
彼の顔は何処か輝いていたんだ。
そりゃあ、自分の夢だった仕事をしていたら楽しいか。
「……夢……か……」
ポツリと呟いた言葉は街の喧騒に消えていく。
小説に関わる様になって。
次第に膨らんでいく想い。
やっぱり私は小説を書く事が好きだ。
でも、純粋に楽しめないんだ。
私の頭にはいつだって昴さんがいて。
それから逃げるように仕事に没頭したけれどあまり意味がないんだ。
「……もう!モヤモヤする……!
こうなったらヤケ食いでも……」
辺りを見渡すとお洒落なカフェがあった。
ケーキでも食べようかとお店へと向かって行く。
「っ……」
でもすぐに足は止まるんだ。
私が向かっていたカフェのテラス席。
そこには沢山のカップルがいた。
だけど私にはあるカップルしか目に映っていなかった。