「これ以上、惚れさせるなよ」
「高梨部長……?」
「全く分かってないよお前は。
俺が桜木をどれだけ好きなのかって事を……」
高梨部長はそれだけ言って、力強く私を抱きしめた。
後ろから感じる彼の温もりと鼓動の音。
驚くくらいに速くて、思わず目を見開いてしまう。
「俺が緊張しないとでも思ってるのか?」
「え……だって……いつも冷静で……」
「冷静?だったらそれは桜木の勘違いだよ」
「勘違いって……」
ぎゅっと抱きしめられる度に鼓動の音が速くなっていく。
「好きな女と一緒にいて冷静でいられる訳ないだろう?
俺は桜木といるだけで、緊張でおかしくなりそうだっていうのに」
「き、緊張……してくれてるんですか……?」
「当たり前だろ?
それなのに……可愛い笑顔を撒き散らすは、キスしてくるは……」
呆れる様に言うと高梨部長の声が途切れていく。
「っ……」
その代わりと言わんばかりに彼の唇が私の首筋を優しく吸い上げた。
「高梨部長……?」
「全く分かってないよお前は。
俺が桜木をどれだけ好きなのかって事を……」
高梨部長はそれだけ言って、力強く私を抱きしめた。
後ろから感じる彼の温もりと鼓動の音。
驚くくらいに速くて、思わず目を見開いてしまう。
「俺が緊張しないとでも思ってるのか?」
「え……だって……いつも冷静で……」
「冷静?だったらそれは桜木の勘違いだよ」
「勘違いって……」
ぎゅっと抱きしめられる度に鼓動の音が速くなっていく。
「好きな女と一緒にいて冷静でいられる訳ないだろう?
俺は桜木といるだけで、緊張でおかしくなりそうだっていうのに」
「き、緊張……してくれてるんですか……?」
「当たり前だろ?
それなのに……可愛い笑顔を撒き散らすは、キスしてくるは……」
呆れる様に言うと高梨部長の声が途切れていく。
「っ……」
その代わりと言わんばかりに彼の唇が私の首筋を優しく吸い上げた。

