「それにな……俺だって同じだよ」
「同じ……?」
「ああ、俺も自分に自信がない。
お前の隣に俺なんかがいていいのかって、考えちまう。
桜木は凄く魅力的だ、可愛くて優しくて、純粋で……。
それが俺が隣にいる事で汚してしまわないか不安なんだ」
高梨部長は抱きしめていた私を離す。
そして、そっと頬に手をあてた。
「こうやって触れるだけで、壊れてしまいそうで……。
……凄く怖いんだ……」
「た、高梨……部長……」
彼の辛そうな顔を見ていたくない。
そう思うのに、目を逸らすことも出来なかった。
彼の瞳に捕えられて、惹きつけられるように見入ってしまう。
「なあ、桜木」
「は……はい……」
「俺の事……好きか……?」
「……はい、好きです……」
私が答えれば彼は目を細めて笑う。
それでも、まだ心の蟠りが取れていない様だった。
もどかしさで苦しんでいる様なそんな表情だ。
「俺はお前の隣にいていいのか……?」
「え……?」
「お前の隣には、他の男がいるんじゃないのか……?」
意味が分からず首を傾げそうになったが私は間髪入れずに言葉を挟んだ。
「私の隣にいて欲しいのは、高梨部長だけです。
公私ともに、貴方と一緒に歩いていきたい……そう思っています」
そう言った瞬間、胸にずきりと痛みが走った。
一瞬だけ頭に浮かんだのは昴さんの顔だ。
きっと、まだ未練があるという事だろう。
小説家になりたいという夢に……。
それでも私は、貴方と生きていきたい。
そう意を込めて私は微笑んだ。
「同じ……?」
「ああ、俺も自分に自信がない。
お前の隣に俺なんかがいていいのかって、考えちまう。
桜木は凄く魅力的だ、可愛くて優しくて、純粋で……。
それが俺が隣にいる事で汚してしまわないか不安なんだ」
高梨部長は抱きしめていた私を離す。
そして、そっと頬に手をあてた。
「こうやって触れるだけで、壊れてしまいそうで……。
……凄く怖いんだ……」
「た、高梨……部長……」
彼の辛そうな顔を見ていたくない。
そう思うのに、目を逸らすことも出来なかった。
彼の瞳に捕えられて、惹きつけられるように見入ってしまう。
「なあ、桜木」
「は……はい……」
「俺の事……好きか……?」
「……はい、好きです……」
私が答えれば彼は目を細めて笑う。
それでも、まだ心の蟠りが取れていない様だった。
もどかしさで苦しんでいる様なそんな表情だ。
「俺はお前の隣にいていいのか……?」
「え……?」
「お前の隣には、他の男がいるんじゃないのか……?」
意味が分からず首を傾げそうになったが私は間髪入れずに言葉を挟んだ。
「私の隣にいて欲しいのは、高梨部長だけです。
公私ともに、貴方と一緒に歩いていきたい……そう思っています」
そう言った瞬間、胸にずきりと痛みが走った。
一瞬だけ頭に浮かんだのは昴さんの顔だ。
きっと、まだ未練があるという事だろう。
小説家になりたいという夢に……。
それでも私は、貴方と生きていきたい。
そう意を込めて私は微笑んだ。

