「って言うか何で俺の好きな物ばかりなんだ?」
心当たりがないのか昴さんは首を傾げている。
いつもの無表情な顔でもなければ、不機嫌そうな顔でもない。
これが本当の素の昴さんなんだろうと思うくらい穏やかな顔をしていた。
「……前に言ってた、ご褒美です」
「前に……?」
昴さんは考え込む様に目を閉じて腕を組む。
そして思い出したかの様にパッと目を見開いた。
「旅行の時のやつか?」
「はい」
私が頷いたのを見て、昴さんはプッと吹きだしていた。
笑われた意味が分からず首を傾げれば昴さんは可笑しそうに目を細めていた。
「律儀な奴だな」
「だって約束したじゃないですか!」
「だからって本当にやるとは思わないだろ?
それでなくても忙しそうだったじゃねぇか」
「ま、まあ、有難いことに忙しくはさせて貰ってますけど……。
それでも、昴さんとの約束は守りたかったんです」
口から出た言葉に昴さんは驚いた様に目を見開いていた。
でも1番驚いているのは私だ。
自然に出た言葉だったが、かなり変な事を言ってしまったのではないか……。
そう思い慌ててフォローをする。
「べ、別に昴さんだからとかではなくて、約束は守らなければいけないモノで……」
「なに必死になってんだよ」
私の慌て様が面白かったのか昴さんはお腹を抱えて笑っていた。
こんなに爆笑する彼を初めて見たかもしれない。
驚いて見ていれば昴さんはボソッと呟いた。
「本当に変な奴」
その言葉に言い返そうとしたが、私は黙り込んでしまう。
昴さんは私の異変に気が付いたのか顔を覗きこんでいた。
心当たりがないのか昴さんは首を傾げている。
いつもの無表情な顔でもなければ、不機嫌そうな顔でもない。
これが本当の素の昴さんなんだろうと思うくらい穏やかな顔をしていた。
「……前に言ってた、ご褒美です」
「前に……?」
昴さんは考え込む様に目を閉じて腕を組む。
そして思い出したかの様にパッと目を見開いた。
「旅行の時のやつか?」
「はい」
私が頷いたのを見て、昴さんはプッと吹きだしていた。
笑われた意味が分からず首を傾げれば昴さんは可笑しそうに目を細めていた。
「律儀な奴だな」
「だって約束したじゃないですか!」
「だからって本当にやるとは思わないだろ?
それでなくても忙しそうだったじゃねぇか」
「ま、まあ、有難いことに忙しくはさせて貰ってますけど……。
それでも、昴さんとの約束は守りたかったんです」
口から出た言葉に昴さんは驚いた様に目を見開いていた。
でも1番驚いているのは私だ。
自然に出た言葉だったが、かなり変な事を言ってしまったのではないか……。
そう思い慌ててフォローをする。
「べ、別に昴さんだからとかではなくて、約束は守らなければいけないモノで……」
「なに必死になってんだよ」
私の慌て様が面白かったのか昴さんはお腹を抱えて笑っていた。
こんなに爆笑する彼を初めて見たかもしれない。
驚いて見ていれば昴さんはボソッと呟いた。
「本当に変な奴」
その言葉に言い返そうとしたが、私は黙り込んでしまう。
昴さんは私の異変に気が付いたのか顔を覗きこんでいた。

