オフィスに戻り仕事を再開する。
面白いくらいに案が浮かび上がり、次々へとストーリーが思い付く。
何がキッカケでこうなったかは分からないがこの波を逃す訳にはいかない。
その一心でキーボードに手を滑らせていた。
どれくらいの時間が経っただろうか。
目に疲れが溜まり瞬きをしながら背もたれに体を預ける。
さっきまで感じていなかった眠気が一気に襲いかかってくる。
「んー……疲れた……」
大口を開けてアクビをしていれば、クスリと笑みが聞こえてきた。
「お疲れ」
「え?」
ポンと頭を撫でられた私は顔を上にあげる。
そこにいたのは優しく微笑む高梨部長だった。
「高梨部長!?お……お疲れ様です……」
アクビを見られたかと思うと恥ずかしさでいっぱいになる。
顔を背ければ再びクスリと笑われる。
「可愛かったよ」
「か……からかわないで下さい!」
熱くなった顔を冷まそうと必死に手で仰ぐが、それさえも高梨部長のツボだったらしい。
さっきより遠慮なく笑う高梨部長にムッとした私は大袈裟に拗ねてみせる。
「もう、高梨部長なんて知りません!」
「ごめんごめん、桜木があまりにも可愛くてな」
そう言って私の体を抱きしめる高梨部長。
慌ててその体を引き離そうと軽く暴れる。
「だ……駄目です!オフィスですよ、見られちゃいます!!」
「大丈夫、ほら見て」
高梨部長に促されるようにオフィスを見渡すがそこには誰1人といなかった。
面白いくらいに案が浮かび上がり、次々へとストーリーが思い付く。
何がキッカケでこうなったかは分からないがこの波を逃す訳にはいかない。
その一心でキーボードに手を滑らせていた。
どれくらいの時間が経っただろうか。
目に疲れが溜まり瞬きをしながら背もたれに体を預ける。
さっきまで感じていなかった眠気が一気に襲いかかってくる。
「んー……疲れた……」
大口を開けてアクビをしていれば、クスリと笑みが聞こえてきた。
「お疲れ」
「え?」
ポンと頭を撫でられた私は顔を上にあげる。
そこにいたのは優しく微笑む高梨部長だった。
「高梨部長!?お……お疲れ様です……」
アクビを見られたかと思うと恥ずかしさでいっぱいになる。
顔を背ければ再びクスリと笑われる。
「可愛かったよ」
「か……からかわないで下さい!」
熱くなった顔を冷まそうと必死に手で仰ぐが、それさえも高梨部長のツボだったらしい。
さっきより遠慮なく笑う高梨部長にムッとした私は大袈裟に拗ねてみせる。
「もう、高梨部長なんて知りません!」
「ごめんごめん、桜木があまりにも可愛くてな」
そう言って私の体を抱きしめる高梨部長。
慌ててその体を引き離そうと軽く暴れる。
「だ……駄目です!オフィスですよ、見られちゃいます!!」
「大丈夫、ほら見て」
高梨部長に促されるようにオフィスを見渡すがそこには誰1人といなかった。

